• ネオニコチノイド系農薬

商品案内のこのマークを知っていますか?

コープ自然派ではネオニコチノイド系農薬排除を掲げ、カタログに農産物のネオニコチノイド系農薬の使用状況をマーク表示※しています。コープ自然派の組合員さんの青果・産直米の利用点数のうち、95%がネオニコ不使用です!

  

※マークは野菜・果物・お米・一部加工品(ジャム、ゼリー、ジュース、茶)が対象

Q. ネオニコチノイド系農薬って?
A. 日本の農作物の栽培に広く使用されている殺虫剤です。

洗っても落ちない農薬といわれ、ミツバチをはじめとする生態系や環境、そしてヒトへの影響も指摘されており、ヨーロッパやアメリカなどでは規制が進んでいます。 

  

ネオニコ、3つの特徴
・洗っても落ちない浸透性
・長期間残留する残効性
・神経を狂わせる神経毒性

Q. カラダへの影響は?
A. 神経の伝達を乱すことが懸念されています。

飲食物や空気から体内に吸収され、脳や肝臓、精巣など全身に広がり、神経の伝達を乱す懸念があります。特に心配なのが脳神経への影響です。お母さんが口にしたネオニコ系農薬は胎盤を通り抜け、おなかの赤ちゃんへ移行することもわかっています。

Q. どんなところに使われているの?
A. ごく一般的な場所で、多く使われています。

農地や森林だけでなく、シロアリ・ゴキブリ駆除・ペットのノミ取り、ガーデニングなど住宅でも多く使用されています。

ネオニコについて動画でチェック!

ネオニコフリーに取り組む生産者の皆さん

【あくと】畔上広大さん

あくとではネオニコチノイド系農薬を使用せず、できるだけ農薬を減らすことを基本にし、農薬屋さんを交えての防除検討会を行ってきました。現在ネオニコフリー、減農薬で皆さんにお届けできています。

  

近年の異常気象による環境の変化により、アブラムシ、カメムシの大量発生やキンモンホソガ、ワタムシといったりんごに影響のある虫の抑制に頭を悩ませています。ネオニコチノイド系農薬は浸透性で長期間効果があり、りんご栽培だけを考えるとすごくありがたい農薬です。ですが、環境のこと、子どもたちの未来を考え、ネオニコフリーという安心して食べていただけるりんご栽培にこだわり、これからも続けていけるようご協力よろしくお願いいたします。食べていただいた皆さんの笑顔が私たちの力になります。

自然派Style国産りんごジャム

  

ネオニコチノイド系農薬不使用の産直「あくとのりんご」を使用。

【津軽産直フーズ】木村守哉さん

毎年、土壌分析の結果をもとに基礎的な土づくりから見直すので、施肥していた肥料もすべて変えます。有機質堆肥・有機質肥料・ミネラル等、中心の肥料を施肥し、土壌をフカフカの状態にすることで、根の張りを良くし、養水分の吸収を促進させ、樹を健全にします。そうすることで葉に照りを出し、カビなどの病気等になりにくい葉を形成します。こうやってネオニコチノイド系農薬を使用しない取組を実施し、土づくりにこだわりをもって栽培しています。

りんご・トキ訳あり 800g

  

りんご農家も絶賛の味。甘みが強くて果汁もたっぷり!

【さかもとふるーつ】坂本侑平さん

一番のこだわりは自分たちが足を運びたくなるような畑作りです。具体的には木と木の間隔を適切にとり、風通しを良くすることでみかんの健全な生育を促し、草が伸びやすい時期には草刈りを毎月必ず行うようにしているので、自分たちも木々の間を自由に移動ができ、1本1本の木を徹底的に管理することができます。作業のしやすさとみかんの木を健全な状態で成長させることを両立した現在の取組が、ネオニコを使わずに有機栽培でみかんを育てることを実現しています。

あまっこ有機みかん

  

有機栽培のため見栄えはあまりよくないですが、甘みと酸味のバランスが良い!

【ベリーファーム】加藤寛志さん

気を付けているのはブルーベリーを元気に育てること。病害虫被害の前にしっかりした樹に成長させることが出来れば、病害虫に負けない強い樹になると思っています。そのために、かなり強めの剪定を毎年行っています。剪定によって風通しが良くなり枝の更新が進み、病害虫に負けない強い樹になると思います。剪定はブルーベリー栽培の基本ですが、基本を守ることで樹が強くなり大粒で美味しいブルーベリーを収穫できると考えています。

冷凍有機ブルーベリー

  

北海道の美味しい水と空気の中で心を込めて栽培。

【市島有機農産物生産出荷組合】西垣健太郎さん

皆さんにお届けする有機丹羽黒大豆枝豆は、カメムシ防除などに使われるネオニコ系農薬を散布していないのでカメムシ対策が一番大変です。普段の栽培管理はもちろんですが、収穫→選別の際に、カメムシ等に食べられた黒枝豆は、虫食い黒枝豆としてはじいていますので、ロスが多いです。ただ、この手間も、皆さんに安心・安全でおいしい丹波黒枝豆を食べていただきたいからこそがんばっています。どうぞよろしくお願いします。

市島有機農産物生産出荷組合のみなさん(一番左が西垣さん)

有機丹波黒大豆枝豆(さやのみ)

  

丹波の代表的な秋の味覚『丹波の黒大豆枝豆』。

【かめのこ農園】岡本昌子さん

今年の夏は虫たちも暑そうでした。暑さで増えなくて困っていた天敵昆虫がいたのですが、知り合いの農家さんが収穫終わりの圃場でたくさん捕獲させてくれました。害虫を天敵昆虫に食べてもらう天敵農法では、害虫に対する天敵昆虫の数が大変重要です。かめのこ農園のメンバー、周辺の天敵農法を実践されている方々は天敵昆虫を維持し増やすために、色々な工夫をしています。かめのこ農園では天敵昆虫の住みやすい環境を増やして、ネオニコに頼らず、より安定したピーマンの生産に取り組んでいます。

ピーマン

  

有機質の肥料を使い、できるだけ農薬の使用も抑えています。

加工品もネオニコフリーを選ぼう!

加工品を選ぶときに、ネオニコ不使用マーク(※)がついたものや、有機JASマーク(有機原料が使用されているもの)を選ぶことでネオニコから体を守ることができます。

※商品案内に掲載のある一部加工品(ジャム、ゼリー、ジュース、茶)が表示対象。

国産有機ほうれん草

  

生産者の顔が見える、熊本県産有機の冷凍ほうれん草です。ネオニコフリーのほうれん草を使っています。

ミニカップゼリーぶどう

  

アメリカで有機栽培されたぶどう果汁を使って作りました。

光食品の安心サイダーセット4種(4本)

  

光食品のサイダー4種類の飲み比べができるセットです。

公開:2024年10月7日
商品案内30号[2024年10月4回]掲載

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