• 国産派宣言

光食品 島田光雅さん

今年は、有機トマトは豊作でしたが、有機みかん・ゆずは相当悪い作柄となっています。異常気象の影響で、確保できる原料が極端になっているように思います。そのため、5年・10年先を見据え、有機原料を手当てするために、来年は耕作放棄地を買って有機農産物を今まで以上に栽培したいと考えています。いずれ是非、組合員の皆さんには収穫などのお手伝いをお願いしたいと思っています。

  

障がい者の方が生産工程に携わった食品の農林規格で「ノウフクJAS」があります。光食品では、農福連携の形で近隣の福祉施設の方達に畑作業の一部をお願いしており、今後「ノウフクJAS」のマークが付いた商品の販売もできるように取り組んでいきたいと思っています。

自然派Style有機お好みソース

  

国産の有機野菜・果実を使用した甘口ソース。

イシイフーズ 近久博州さん

2024年、イシイフーズでは組合員の皆さんから寄せられたアイデアを元に商品作りをすすめ、皆さんの声を形にすることができました。皆さんからのご意見が、より美味しく安全な商品作りの原動力となっており、心より感謝申し上げます。

  

2025年は、新しく導入した自動計量包装機を活用し、鶏肉とタレ、野菜を組み合わせた手軽で美味しい商品を皆さんと一緒に開発することをめざします。引き続き、組合員の皆さんと共に、食卓に笑顔をお届けできるような商品作りを追求していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

  

神山鶏手羽元(大袋)

  

骨付き肉の旨み。肉に少し切り目を入れると、味がしみ込み火も通りやすくなります。

よつ葉乳業 中川公介さん

組合員の皆さん、日頃よりよつ葉乳業の商品をご利用いただき誠に有難うございます。2024年の酪農乳業界は生乳生産の増加へと舵を切り始めましたが、猛暑による生産量の減少や飼料価格の高騰、離農率の増加に加え、全国的に牛乳の消費が前年を下回って推移しており、依然として厳しい環境が続いています。

  

私たちは放牧酪農された牛や非遺伝子組み換え(分別管理)のえさを食べている牛から搾ったおいしい牛乳をはじめ、チーズ、ヨーグルトなどこだわりの商品を製造しています。このような状況下だからこそ酪農生産者とともに力を合わせて、安心・安全な商品を組合員の皆さんにお届けしていきますので、引き続き2025年もよろしくお願いいたします。

  

よつ葉UHT牛乳

  

生産者指定の生乳を120℃2秒間殺菌してそのままパックした成分無調整牛乳。飼料までNON-GMO(分別管理)のこだわり。

よつ葉の北海道バターミルクパンケーキミックス

  

ミルクの風味としっとりとした食感、軽い口溶けに仕上がります。

パンにおいしいよつ葉バター(カップ)

  

バターをホイップし、従来のバターよりも柔らかく、口どけ良く仕上げました。

徳志満 徳島りつ子さん

日頃は、近江牛の循環型の取組に、ご理解とご支援をいただきありがとうございます。

  

2025年は、組合員の皆さんとの交流の場をより一層大切にしていきたいと考えています。例えば、専門家の見解を踏まえ、お肉の役割を味覚や健康の視点からお伝えしたいと思います。他にも、龍谷大学との産学連携で学んだ、牛肉を介護食や離乳食に役立てる情報や、近江牛をオーガニック野菜と取り合わせて出汁までお楽しみいただけるようなご提案なども検討しています。『美味しく、学び、楽しむ』をテーマに、日々の食が健康な身体や精神にどの様に影響するかなど、徳志満に所属しているプロのシェフによる実践を準備させていただきます。2025年もよろしくお願いいたします。

  

徳志満の黒毛和牛もつ

  

徳志満が厳選した黒毛和牛のもつです。良質の脂身が多い小腸のみを使用。

七星食品 東原寛二さん

2024年を振り返りますと、まず自然災害・異常気象が我々の生活に大きな影響を及ぼしたことを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。加えて、物価の上昇や政治の不安定化、為替・株価の乱高下など、先行きの不透明感は増すばかりです。

  
今後の畜産業界におきましては、飼料価格の高止まりや、10月に発生した鳥インフルエンザ、豚熱など疾病の拡大が懸念されます。2025年は持続可能な生産体制を確立することを抱負とし、更なる企業努力を続けていかなければならないと、覚悟を新たにしています。組合員の皆さんに喜ばれる商品作りとご提案を追及していきますので、引き続き「自然豚」および関連商品のご利用をよろしくお願いいたします。

  

自然豚モモ生姜焼き用

  

脂肪分が少なく、きめが細かい部位です。食べ応えのある大きめのカット。

ムソー 出口裕起さん

前年から引き続き2024年も、物価上昇によりご提供している商品は値上げや規格変更が生じました上、全体的に節約感は否めない年となったように思います。また、世界的な気象変動により農作物や水産物などの生産量減少や品質低下を危惧する近年ではありますが、今年は国内食料自給率アップの重要性とオーガニック推進の流れを強く感じる年であったとも感じます。

  

2025年は先ず国産有機穀類(大豆、米、麦)を使用した加工食品の開発に注力していく方針となりますので、日本有機加工食品コンソーシアムと連携しながら有機農業とオーガニック市場の拡大に取り組んでいきます。ぜひ新商品の発売を楽しみにしてください。

  

だし亭や・かつおだし/箱

  

枕崎産のかつお節、北海道産昆布を使用した溶けやすい顆粒タイプのだしの素。

鎌倉ハムクラウン商会 霜田浩さん

本年も大変お世話になりました。自然派Styleのハム・ソーセージ類においては、昨年秋より環境負荷低減を目的に包材材質の変更をしました。その後も安定したご支持をいただき、2024年は他の鎌倉ハム商品でも同様の素材を使用したパッケージの取り扱いを開始することができました。

  
2025年は、包材の使用量削減を目的とした、大容量パッケージのウインナーの導入に向けて準備していますので、そちらも是非ご利用よろしくお願いいたします。

  

スライスボンレスハム

  

脂肪の少ないハムです。サラダ、サンドイッチにぜひどうぞ。

大進食品 宮沢芙美子さん

コープ自然派の組合員の皆さん、いつもご利用有難うございます。今年は2024年問題、いわゆる物流問題が大きな話題の一年でした。流通にかかる費用の負担増に加え、相変わらずの原料の値上げに苦しんだ年でもありました。だからといって私達は開発に妥協は致しません!美味しくて、安心で安全な加工品をお届けするために、様々な工夫と智恵と工場の協力を仰ぎ、原価高騰も鑑みながら商品を誕生させています。

  
そして、それが笑顔のお役立ちになれば…との想いでご提案させていただきます。2025年もそんな想いで、たくさんの「美味しい!」を皆さんからいただくべく、社員一丸となり精進していきたいと思います。

  

やっぱり自然豚de餃子

  

原料肉は100%自然豚を使用。こだわりの産直肉ならではのおいしさ。

自然派Style自然豚de焼売

  

自然豚、こだわりの調味料、北海道産小麦の旨みがぎゅっと詰まった焼売。

公開:2024年12月9日
商品案内39号[2024年12月4回]掲載

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