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暖炉と焼杉の家
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高知県梼原(ゆすはら)町での伐採式から始まったSさんの家づくり(前回記事▶)がついに完成を迎えます。

焼杉の外壁に暖炉の煙突が伸びるシンプルな外観、内部は庭と一体になる大きな土間、精緻な構造計算から生まれた柱の無い大空間の中にスキップフロアの浮かぶ印象的な空間に仕上がりました。焼杉、杉板など無垢の自然素材はもちろん、セメント板やアイアンを組み合わせて、素材の対比で見せる内装も見どころです。

全開口できるリビングの木製建具には大きな懐を持たせ、窓際で佇める心地の良いヌック(小さく落ち着けるスペース)を用意しました。リビングの奥、秘密基地のような3畳の和室は心地よいお昼寝スペースに。
ピックアップトラックで暖炉の薪を運び、週末は土間でバイクを眺める。家庭菜園で採れた野菜を、土間と一体で使えるキッチンと暖炉でお料理。ひとつながりの大きな空間にそれぞれの小さな居場所が集まって、ラフにアウトドアな暮らしのできる家になりました。
公開:2025年3月3日
商品案内51号[2025年3月3回]掲載