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コープ自然派が取り扱う青果のうち、有機・無農薬の占める割合は約60%※と高い数値となっています。しかし、日本の耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合は0.5%しかありません。コープ自然派では「誰もが有機農産物を食べることができる社会」をめざし、日本農業の10%を有機農業に変える「有機農業10%構想」を全国の友好生協や各団体・各産地と共有。日本の有機農業を拡げる取組をスタートしました。
コープ自然派の青果を担う会社「コープ有機」では、2017年に産地PJを立ち上げ、徳島・熊本・兵庫・愛知・長野・北海道の6産地で生産者との関係を強化しています。また、コープ有機の各支所(徳島・九州・神戸・東海)が中心となり、学校組織や集荷組織の展開、農業生産法人の設立をめざしています。
※2020年度 受注数割合
有機農業を拡げるために各府県で取り組みがスタート!
北海道有機農業推進協議会
国産オーガニック小麦の生産拡大と確保を目指していく上で、北海道の産地と連携を深めていくことは必要不可欠です。北海道におけるコープ自然派の拠点がない中、オーガニック小麦の一大生産者である営農企画に協力をいただき、現地での協議会設立が実現しました。
BLOF理論などの学習会を通じて、新たにコープ自然派と一緒にオーガニック小麦の普及に取り組んでもらえるパートナーづくりを進めていきます。
コープ自然派商品部 大城有司
北海道オーガニック小麦パン1.5斤
北海道産オーガニック小麦「ゆめちから」を100%使用した、もっちりとした食感と小麦の甘みを楽しめるパンです。
神戸オーガニックエコ農業推進協議会
神戸や朝来市周辺の農家、朝来市役所、オーガニック認証センター、コープ自然派兵庫などでこの協議会は構成されています。BLOF理論を学び実践することで、高品質多収穫と環境保全につながる農業の普及を目指しています。
2020年度は、通算9回の学習会を実施しました。オンライン開催により、新規就農者や行政や流通関係者の参加も見られるようになりました。1人でも多くの理解者を増やし、有機農産物の学校給食での活用も含め、国産オーガニックの普及に努めたいと思います。
コープ自然派兵庫 横川誠也
有機レタス
発芽から定植、除草など手間をかけて栽培しています。
高知オーガニックエコ農業推進協議会
高生連、高知県環境農業推進課、コープ自然派しこく、地元農家数軒で協議会が構成されています。
高知県ではピーマンやなすの生産に「天敵農法」を取り入れる農家が増えています。「天敵農法」とは、ハダニやアブラムシなどの害虫を捕食する「天敵昆虫」を活用した農法で、農薬の不使用、または使用低減を可能にします。この農法が話題になるにつれ、有機農業を目指す農業者からの相談会や学習会をきっかけとした新たな情報共有の場が生まれています。
高生連 松林直行
ピーマン
有機質の肥料を使い、できるだけ農薬の使用も抑えています。
なす
淡白な味で他の食材とも合わせやすく、油との相性が良い野菜です。
熊本有機の学校
「ORGANIC SMILE」
現在再開準備中の有機の学校では新規就農者が有機農業を続けられるようにサポートするとともに、地域の農業者や都市の消費者など多彩なメンバーで協力しながら、それぞれが学び合う場所をめざします。
例えば種子法の改定もあり、管理の難しい自家採種(種採り)を行う農家は稀な存在になっています。しかし種なくして農業は成り立ちません。山都町で、固定種のにんじんの自家採種に取り組む佐藤勝六さんの技術を継承するため、技術講習やその記録を保存する取組を行っていきます。また農家の課題を共有し、作業の効率化、生産力アップのために取り組みます。
コープ有機 鎌田妙子
有機ほうれん草
アクが少なく、ほうれん草本来の味がしっかりします。
有機小松菜
アクが少ない健康野菜。ジューシーでコクがあります。
徳島有機の学校
「小松島有機農業サポートセンター」
サポートセンターでは今年度(2021年度)よりお米の学校を開講しました。小松島市は稲作の盛んな地域。生物多様性や環境保全型農業の取組も推進しています。しかしそんな取組とは裏腹に高齢化が進んできており、後継者育成が課題となってきています。地域の特徴を活かしつつ、課題にも取り組んでいきます。
さらにBLOF稲作を学んでもらうことで高品質なお米の生産を実践し、地域資源を有効活用しながらコウノトリが安定して飛来するような地域の実現もめざします。地域環境を良くして、ひとりでも多くの農業者の育成が出来るよう今後とも応援をよろしくお願いいたします。
小松島有機農業サポートセンター 施設長 氏脇英哉
小松菜
有機肥料を使った無農薬栽培。
サラダスナップえんどう
さっと火を通してシャキシャキ感をお楽しみください。
公開:2021年4月26日
商品案内6号[2021年5月2回]掲載