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日本は豊かな自然環境に恵まれており、「春」「夏」「秋」「冬」の四季があります。和食は、豊かな自然環境〈森・川・海〉で育まれた季節の産物を活かして作られる料理であり、受け継がれてきた食文化です。日本が長寿大国である理由として世界中で評価され、2013年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。
和食には醤油や味噌、漬物などの発酵食品が多く使われています。微生物の働きによって栄養価を高め、おいしさを引き出した食べものである発酵食品は、腸内環境を整え、免疫力を高める役割も担っています。
また、この微生物の働きは発酵食品だけでなく、コープ自然派がすすめる有機農業技術の「土づくり」にも大きく関与しています。土の中にすむ微生物が発酵を起こすことで土がふかふかになり、植物が根を張りやすい環境がつくられます。植物が根をたくさん張るということは土中の栄養素を効率よく吸収できることにつながり、その結果、おいしくて栄養価が高い野菜が育ちます。
自然と人はつながっています。私たち日本人は食べものを生産することで、里地・里山・里海などの自然をつくり、和食文化を育んできました。コープ自然派は自然環境、生きものを守る活動をすすめ、和食文化を未来につなげていきます。
塩糀の発酵パワー
米にこうじ菌と塩を加えて発酵させて作る塩糀には、こうじ菌が作り出す酵素がたくさん含まれており、食材をやわらかくすると同時に旨みを引き出します。塩糀には発酵由来のビタミン類なども豊富に含まれます。
ヤマクの塩糀
塩と糀を混ぜて発酵させた塩糀。魚・肉・野菜などを漬け込めば素材の旨みアップ!調味料としてもどうぞ。
公開:2021年5月17日
商品案内9号[2021年6月1回]掲載