特集カテゴリ
- 国産派宣言(116)
- 有機・オーガニック(94)
- オーガニック給食(8)
- 食品添加物(20)
- ネオニコチノイド系農薬(33)
- 遺伝子組み換え食品(21)
- ゲノム編集(15)
- グリホサート(11)
- 自然派Style(82)
- アニマルウェルフェア(50)
- 地域循環(循環型農畜産業)(20)
- 情報公開(18)
- 生物多様性(22)
- 原発問題(9)
- 放射能汚染・放射能検査(5)
- 食養生(7)
- 野菜のチカラ・栄養価(12)
- 子ども笑顔基金プロジェクト(41)
- 里山の家(12)
- 福祉(5)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2023秋(7)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2022秋(12)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2021秋(11)
- アニマルウェルフェア
安心・安全な畜産物の生産につながるアニマルウェルフェアの取組。コープ自然派ではこの取組を拡げていくため、組合員、生産者を交えた学習会や、産地訪問などを行っています。また同時に、コープ自然派が取り扱う畜産品(鶏肉・豚肉・牛肉・乳製品など)において、飼料や飼養環境などの状況確認をすすめています。
コープ自然派として何ができるのか。常に考え続けるとともに、生産者、組合員と協力しながらアニマルウェルフェアの取組をすすめていきます。
アニマルウェルフェア 5つの自由
- 飢えと渇きからの自由
- 不快からの自由
- 痛み、怪我、病気からの自由
- 正常な行動を発現する自由
- 恐怖と苦悩からの自由
※1993年イギリス政府の農用動物福祉審議会(FAWC:政府の諮問機関)
自然豚
豚にとって快適な環境を追及
AW(アニマルウェルフェア)では世界の動物衛生の向上のため、動物の生活と死に関わる身体的・心的状況が重要視されています。七星食品では生産性の向上や安全な豚肉の生産にもつながることから、動物を快適な環境下で飼養してストレスや疾病を減らすことが重要だと考え、飼育管理に努めています。
豚は好奇心が強い反面、周囲の環境に非常に敏感に反応するため、不要なストレスを与えたり、怪我をさせたりしないよう、丁寧に取り扱う事を指導しており、今後もスタッフのスキルアップに努めて行きたいと思います。
七星食品 海部龍次
●飼育面積:1.5m2/1頭
※日本では0.8m2/1頭以下だと密飼
●飼育施設:バイオベッド方式の開放豚舎
●繁殖農場:アニマルウェルフェア対応の
フリーストール
自然豚ミンチ
自然豚のみを使用し、主にウデ・モモ・バラなどをミックスしました。
平飼い卵
鶏が自由に動き回れる
日本では飼育方法の90%以上がケージ飼育です。ケージの中で飼養管理するため鶏1羽1羽の管理はしやすく、またほとんどが多段ケージであるため、小さい面積で多くの飼育が可能です。
一方、平飼い飼育は鶏舎の中で1羽1羽の鶏が自由に羽を広げて動けます。止まり木で休憩することもできます。放し飼いで飼育するため管理は大変ですが、鶏が本来持つ行動欲求を充たすことのできる飼育方法です。文字通り平飼いですので面積なりの羽数しか飼育できません。運動量が多いため、たくさん飼料を食べます。ケージ飼育と比べて管理が難しくコストもかかりますが、ゆったりとした背景を持つ卵を生産することは大切だと考えます。
旭商事 山根浩敬
●飼育面積:0.15m2/1羽
●飼育施設:開放型鶏舎、平飼い。
止まり木や砂場、巣箱あり
次回11号から オーガニック卵の企画が始まります
皆様、大変お待たせいたしました。11号より再開します。有機JAS認証の卵は日本で3件だけです。この取組の応援をよろしくお願いします。
PHF平飼い卵 6個
各地域の生産者がPHF、非遺伝子組み換え飼料を使って大切に育てました。
神山鶏
こだわりの飼料を食べて、元気に育つ
神山鶏は開放型鶏舎の平飼いでゆったりした環境の中、健康で元気に育てられています。全飼育期間において抗生物質、抗菌剤を一切投与せず、飼料にはNON-GMO(非遺伝子組み換え)&PHF(収穫後農薬不使用)のトウモロコシ・大豆油かすを使用しています。他にも飼料用米(玄米)を20%配合しており、香ばしい穀物の香りがする飼料となっています。
また、鶏の腸内で善玉菌が増え免疫力を高められるように、有用菌をバランスよく配合しており、これらの工夫を施した独自の餌を食べて大きく成長している様子が見られます。今後も安心・安全を食卓にお届けできる様に頑張ります。
イシイフーズ 阿部毅
●飼育羽数:12羽/1m2
●飼育施設:開放型鶏舎、平飼い
●飼育日数:約60日
神山鶏モモ・ムネ切身セット(バラ凍結)
モモとムネをバラ凍結にし、同じ割合で袋に詰めました。
放牧豚
広大な大地でのびのび育つ
放牧豚の生産地「希望農場」は北海道湧別郡厚真町にあります。放牧飼育の取組を開始し早15年、2代目の社長・清野の元、広々とした敷地で生産を行っています。
放牧豚の出荷日齢は一般豚より約1か月ほど長い約210日。これは放牧による気ままで自由な運動により体が引き締まり、豚舎で肥えるより増体に時間がかかるためです。バイオベッド(発酵床)など衛生的でストレスフリーな環境が成育を助けることで、赤身の味が濃く、引き締まった肉質と甘みがありさらっとした美味しい脂となります。
また、飼料の穀物(コーン・大豆)は非遺伝子組み換え原料で、抗生物質は与えません。安心・安全も考慮したこだわりの豚肉です。
ファーマーズファクトリー 伊藤好明
●飼育面積:1アール以上/1頭 ※放牧
●飼育施設:豚舎はバイオベッド方式。
(放牧場と隣接)
放牧豚切落し(バラ凍結)
北海道で放牧飼育した放牧豚を手軽に食べられるよう、料理に使いやすいバラ凍結にしています。
北海道短角牛
オーガニック認証取得へ
私たちの牧場では、自分がされて嬉しいことを牛にもしてあげたいと考えています。おなかいっぱい食べられて、おいしい水を飲み、ゆったり過ごせて、体調が悪い時には寄り添い気にかけてくれる。手のかかる子育ての手伝いをしてくれる。ただそれも、怖い人間にはしてほしくないはず。牛と人の信頼関係があるからこそ、牛に何かあったときにスムーズに手伝いができるのだと思います。
“作業”ではなく、こちらにその気持ちがないと築けない関係性。来月に有機JAS認証の審査を控えるなど取組を深めていきますが、今後も牧場のこだわりとして大切にしていきます。
北十勝ファーム 上田金穂
● 飼育方法:青草の生える夏は山に放牧し、
雪で大地を覆う冬は里の開放
牛舎で飼う夏山冬里方式。
●繁殖方法:自然交配
北海道短角牛小間切れ
夏は山で、冬は里で、ゆったりと優しく育てられた牛です。
公開:2021年5月24日
商品案内10号[2021年6月2回]掲載