国産ごまの根を絶やさないように

和食のイメージが強い「ごま」ですが、実は自給率は僅か0.1%以下。年間15万トン程を日本人は食べていますが、ほとんどをアフリカなどからの輸入に頼っています。
  

そんな中、全国の契約農家様だけでなく、兵庫県ではコープ自然派の組合員さんと、奈良県では和田萬社員とごまオーナーの方(一般のごま好きの皆様で、どなたでも応募できます)と、国産ごまの根を絶やさぬように栽培活動を行っています。

  
海外産よりも小粒ですが、しっかりと詰まっていて旨みの濃い国産ごま。焙煎することで表面は香ばしく、内側はやわらかい食感で、香りがふわりと鼻を抜けていく仕上がりに。是非ご賞味ください。

  

和田萬 高見拓夫

  

  

【組合員と一緒に取り組む】
コープ自然派兵庫 活動の報告 2022年9月

草丈1mほどのごまの茎を剪定ばさみで切って束にして藁でしばり、乾燥。小さなお子さんも含めみんなで一緒に作業を行いました。

  

そのあとは和田萬さんからごまのお話。ごまは栽培に手間がかかるので、栽培されている方も少ないとのこと。国産のごまは年間約50t。そのうちの15~20tが黒ごまです。その中で丹波産の黒ごまが占める割合が一番多いそうです。


黒丹波いりごま

 ここがポイント! 

  

皮を焦がさず、ごまの芯までしっかり火を通す。

  

国産ごまの上品な香りと濃い旨みを引き出すために、絶えず職人が付きっきりで焙煎します。

  


黒丹波いりごま

  

料理のアクセントとして、ふりかけてお使いください。

公開:2023年9月4日
商品案内25号[2023年9月3回]掲載

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