澄んだ空気と夏でも冷涼な気候で知られる小さな村・長野県川上村は、高原野菜王国。見渡す限りの広い圃場が広がります。標高が1300～1500メートルあるため虫の被害は比較的少なく、殺虫農薬の使用を減らせます。だからこそ化成肥料に頼らず、有機質肥料(ボカシ)や堆肥で土づくりをしています。白菜はかなり重いので収穫はかなりの重労働で、腕がパンパンになります！夏の除草作業も大変です。

川上村は寒冷な高地なので9月になると初氷が張り、畑にうっすらと霜が降りる日もあります。その寒さで野菜自身が自分を守るために葉や根に糖分を蓄えるようになり、味が良い白菜になります。良質の植物性タンパク質、ビタミンC が豊富。特に秋に育てられる白菜は、一段と柔らかさと甘みを増し、品質が高まります。日本一早く霜が降り、味が乗ってくる白菜を、ぜひ味わってください。

ヴェジファーム　関 匠一

白菜1/2カット

　　

ミネラルたっぷりの有機質の肥料で育てた白菜です。